FXのサマータイムとは？取引への影響や各業者の切替時期、時差を解説

日本にはサマータイムがないため、FXで取引を始めるときに「サマータイムって何？どんな影響があるの？」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。

このページではサマータイムとは何か、FXではどのような影響があるのか、各FX業者のサマータイム設定について解説します。

サマータイムとは

サマータイムとは、日照時間の長い時期に時刻を1時間早めることで、日が出ている時間を有効に活用する制度です。

日が出ている時間帯の活動が増え、日が出ている時間の余暇時間(放課後や終業後の時間)のも増えるため、エネルギーの削減(照明や冷房など)や経済効果(外食やレジャーなどの増加)が期待されています。

FXのサマータイムの影響

FXにおけるサマータイムの大きな影響は、以下の3点が挙げられます。

• 取引時間、指標発表時間の変動
• 取引が活発な時間の変動
• MT4のチャートの時間の変動

取引時間の変動

サマータイムが切り替わると、切り替わる前と比べて時刻が1時間ずれます。

同じサマータイムで過ごしている場合は特に問題が出ないのですが、日本はサマータイムを採用していないため、取引時間が1時間ずれることに注意が必要です。

サマータイムが切り替わる時期(3月と10月)は、使用しているFX業者からお知らせがくるので注意が必要です。

取引時間が1時間ずれるということは、指標発表時間も1時間ずれます。

例えば、米国重要指標である雇用統計の発表は、夏時間だと日本時間21時30分、冬時間だと22時30分になります。

取引が活発な時間の変動

FXは、世界中のトレーダーが参加しているので、各国のトレーダーが活動する時間帯に取引が活発となり、値動きが大きくなります。

サマータイムが切り替わると、各国のトレーダーが活動する時間帯も1時間ずれるため、取引が活発な時間も変動します。

もし「オセアニア時間」「東京時間」「欧州時間」「ニューヨーク時間」を意識して取引をしている場合は、サマータイムの切り替わり時期に注意が必要です。

MT4・MT5のチャート時間の変動

MT4・MT5のチャートには時刻の表示がありますが、日本時間以外の時刻が表示されていることがほとんどです。

FX業者によってどの国の時刻が表示されているかが違いますが、サマータイムを採用している場合は、サマータイムが切り替わると日本時間との時差も変わります。

MT4・MT5のチャートを見るときは、サマータイムの切り替わりと時差の関係を注意する必要があります。

各FX業者のサマータイム

各FX業者のMT4のサマータイムや時差をまとめました。

※サマータイム切替時期が銘柄ごとに違うFX業者もあるので、詳しくはFX業者の公式サイトで確認してください。